女子のための一陸特の勉強法
●一陸特の試験科目
いきなり本題に入りますが、一陸特の試験は以下の2科目からなっています。そして60%以上の正答で合格となります。
・法規 12問 → 8問以上の正答が必要
・無線工学 24問 → 15問以上の正答が必要
ここで注意したいことは、両方あわせて36問中、60%にあたる22問を正解すれば良いわけではありません。
法規と無線工学の「それぞれで」60%以上を正解する必要があるのです。
それぞれの具体的な必要正答数は、上に示したものとなります。
つまり、無線工学が苦手だから、足りない分を法規で稼げばイイや!
といった逃げ道がないのです。
両方とも、まんべんなく勉強する必要があります。
●無線工学の主な内容
・直流回路、交流回路
・半導体、電子管(デシベル計算あり)
・多重無線システム
・変調方式、復調方式
・送受信設備(デシベル計算あり)
・中継方式
・レーダー
・空中線(デシベル計算あり)
・電波伝搬(デシベル計算あり)
・電源設備
・測定(デシベル計算あり)
●法規の主な内容
・電波法
・無線局
・無線従事者
・無線設備
・運用
・監督
・罰則
・書類
ひゃあ~
こんなにあるんですねぇ・・・(T_T)
しかも無線工学は、デシベル計算がとても重要な位置を占めていることがわかります。

理想的な勉強の流れ
国家試験の申し込みは2ヶ月前の1日からですから、多くの人はその前後から勉強体制に入ると思います。
では一般的と言われている、80日前から着手した場合の理想的なモデルケースを紹介します。
80日前 デシベル計算を身に付ける
75日前 無線工学の参考書を読む
50日前 無線工学の過去問題を解いてみる
35日前 法規の参考書を読む
25日前 法規の過去問題を解いてみる
15日前 無線工学の過去問題に再チャレンジ
5日前 総復習
当日 力を出し切る (`´)o
当日の夕方 速報サイトで自己採点してみる
その5分後 喜ぶ!\(^o^)/
2日後 公式解答で改めて自己採点
その5分後 安心する(*^^*)
こんな流れかな~(^^)
80日前を過ぎてからの着手では、なかなか厳しいかもしれません。
1.5ヶ月前の時点で未着手なら、もう手遅れかもしれませんね(T_T)
デシベルは「覚えないで!」
無線工学の問題を解く上で、デシベルの計算は非常に重要です。
これは避けて通れないと思って良いでしょう。
Webサイトを色々と検索してみると、「デシベルは暗記すべし」といったものが見受けられます。
10log1 = 0dB
10log2 = 3dB
10log3 = 4.77dB
10log4 = 6dB
10log5 = 7dB ・・・
こんな具合に。
でも、これはやめてください。
絶対にしないでください。
なぜなら、応用が効かなくなるからです。
少しひねった問題が出ただけで、たちまち解答不能になってしまいます。
とてもリスクの高い勉強法で、試験当日に痛い目を見ますよ(←経験者)。
では、どうやってデシベルの勉強を進めましょうか?
最近はデシベルの計算について、きちんと学習できる環境が整ってきました。
これらを上手く活用してデシベル計算を身に付けましょう。
繰り返しになりますが、くれぐれもデシベルは「覚えないでください!」
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